神風特攻とユダヤ人

 神風特攻隊は、陸軍の反米派と反ソ連派のヘゲモニー争いの結果、反ソ連派が左遷されて、陸軍内部で反英米派が主流になった結果、日本の国力に比べて、あまりに巨大な敵英米オランダ連合を相手にしたとき、祖国を守るために、立たねばならなかった崇高な日本人男性の悲劇だった。

 

 この英米戦争を企てた人物たちは、意外なほど数多くの人が、のんきに長生きして、戦後をソ連、中国との友好を主張しつつ、平和を唱えて、高度成長の豊かさを謳歌して寿命を迎えた。

 

 昨今の右翼青年は、驚いたことに「国際金融資本」だの「ユダヤ金融資本」だのとかしこそうに言う者が雨後のタケノコのように出てきた。

 

 だが、ユダヤ人は世界の中でも、日本の神風特攻隊の精神を理解する数少ない国民である。

 

 イスラエルユダヤ人とは、国を失い、エルサレムの地をはく奪されて他国を流亡するきっかけになったのは、「ローマ帝国の支配」に死を賭して戦って、結果、大敗北したから、追われた事を知っている人たちだからだ。

 

 その時の敗北の際、ユダヤ・ローマ戦争における死を覚悟の突撃をやっているのである。そして、その祖先の歴史を知っているユダヤ人が日本人に会って、「マサダ砦の全滅」の事をいう時、特攻だよ、わかるだろう?と言う。

 

 そして、キリスト教とは、この突撃しても、結局は死ぬだけじゃないか、ちっともいいことないじゃないか、という突撃して死んだ父の世代への子の恨み、批判から生まれた点の弱虫と卑屈の子が勇敢に死んだ親を怨む心情から生まれた卑屈な宗教なのだともいえる、と私は思う。

 

 このキリスト教は、憲法9条護憲派の人々が、戦った死んでいった父祖の世代を「犬死に」と愚弄、悪罵の言葉をなげつけるとまったく同じであり、キリスト教が「右の頬を打たれたら左側も出せ」というのとそっくりに、9条護憲派は、「殺されもせず殺しもしない」「積極的平和主義は、一切の武器を捨てること」という。

 

 

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