韓国人の思い出すべき保導連盟事件

保導連盟事件

 

保導とは、学校の先生が渋谷、新宿の繁華街に深夜たむろする中学生を補導する、あれに近いもので、市民をある種の「暴力内乱の政治思想」の結社に入っているとという事を持って、監視し、教育、矯正することを保導と称した。

 韓国では、済州島四・三暴動事件という事件が発生したことから、大韓民国政府が、北朝鮮と通謀する共産主義団体に属していると思われ、逮捕された人々を、北朝鮮みたいにそう簡単に殺してしまうわけにもいかず、転向したものを、本当に転向したか、監視、教育しようとした。そのために「保導連盟」なるものを創設したのである。

 

 共産主義にかぶれるほうもかぶれるほう、人間を監視、矯正するほうもするほうである。

 これが、「光復」後の韓国のえげつないありさまだった。

 

 そんなのは日本のせいであるはずもない。共産主義にかぶれたのも、弾圧したのも、韓国人自身である。

 

 しかも、この反政府活動の要注意人物市民の監視組織運営の中心人物が、日本統治時代に共産主義破壊活動をしていた人物が、ころっと、政府要人の立場に変わって、他人様を見張る親玉になったのだから、えげつない人もいたものよ。

 

 いったん、共産主義組織に加入していたことを摘発された者は、その数が30万人にも達したので、刑務所に入れておくにも、食わせる金もなし、処刑は陰惨すぎるというので、刑務所にいれない、殺さない、その代わり、北朝鮮を批判しろ、ありがたく思え、ということにしたのである。

 

 時は、李承晩初代大統領時代で、韓国ちうのは、「光復」するやいなや、こういうひどい社会を自主的に作ったのである。1948年12月から、1950年6月にかけてこの「国民保導連盟会員」は30万人だった。

 

 そして、韓国人が忘れてならない韓国人の韓国人による人権圧殺事件が起きた。

 これを現在の韓国人は、知らずに、いい気になって、「少女像」なんてものを善人顔して国内外に建てて喜んでいるのである。

 

 1950年6月25日、朝鮮戦争が起きると、パニックを起こしたのか、バカなのか、この保導連盟会員、そう、やっかいな反政府危険活動経験者たちを、ほうっておいては、後ろから撃たれるという恐怖に駆られたか、韓国政府、軍、官憲は、少なくとも20万人、殺害した。

 このとき、国連軍の米兵らも呆れたといわれる。

 左翼は、米兵もこの事件に協力したと非難したが、誰もたのみもしないのに、光復をほっぽり出して、勝手に同族の殺し合いを始めた戦争を早く止めてあげようと、加勢してあげたアメリカ人もいい迷惑だろう。

 

 さらに悲惨なのは、そもそも、保導連盟を構成した時点で、無実の罪の人も含まれていて、関係の無い人も殺害されたと、強く推定されることだ。

 

 慰安婦どころではあるまい。非道、卑劣、暗愚の極み。

 

 しかも、韓国のバカな市民運動家が言う決めぜりふ、「戦争下の非人道犯罪を繰り返してはならない」にも、これはぴったり、あてはまる。

 少女像の隣に、恐怖におびえつつ、李承晩独裁政権に反抗して殺害された市民の銅像を、我々は二度とこういう事をしませんと反省して、建てたらどうなのか。

 こうした韓国自身の悲惨かつ非道な歴史を反省した上での日本非難なら、まだ理解もできるが、まるで韓国は善人の国家だというのは、あまりに無知過ぎて悲惨、いい加減にしろと言いたい。

 

 福島瑞穂糸数慶子、金富子らは、こうした現代史に特筆されるべき非道な国家権力の犯罪を隠蔽することに荷担していいのだろうか。

 「ホドー・リーグ・マサクル」保導連盟虐殺事件と呼ばれる有名な写真

 

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