韓国と北朝鮮 南北統一へのシナリオ

韓国と北朝鮮、統一への道は次のふたつのシナリオ以外にはない。

まず金正恩の急死にはじまる内戦、統治機構の崩壊。

一部政権と韓国との協定からはじまる韓国主導の半島統一。

この統一国家は、ただちに中国との協調体制に入る。

 

この時、日本の取るべき政策は、中国と韓国を一体のものとみなして、すべての韓国企業への部品供給を停止、撤退して、技術協力も凍結することである。

 すなわち、世界における中国と韓国の二カ国の孤立化に向けて断固としてカジを切るしか日本の生き残る道はない。

 

 もうひとつの可能性としては、韓国左派政権を米国が見限って、北朝鮮によるソウルへの反撃リスクを恐れずに米国が北朝鮮を崩壊させて、米国が中国との妥協点を韓国主導の半島への中国軍駐留を認めるというケースである。

 

 これは北朝鮮の存続よりも中国の国家理性のほうが、まだまし(すなわち、中国のほうが北朝鮮よりも、その行動が予測しやすい)だと米国が考えているところから来る選択肢で、しかし同時に、日米両国の防衛線を対馬に置くということでもある。この場合も、新冷戦の始まりを意味するのであり、この場合もやはり日米は中国韓国両国の軍事脅威と対峙しつつ、通商戦争に突入しなければならない。

 

 すなわち、いっさいの韓国への経済的利益供与となる政策をストップして、中国、韓国の軍事拡大の原資となる経済成長の要素を絶つ事が肝要なのである。