日本共産党の民族自主独立と米軍基地の従属性
ツィッターに元自衛官という人物が、「自民党は米軍基地を肯定する売国奴で、共産党は、米軍基地を否定し、民族の自主性を擁護する保守だ」と書いていた。
こういう人の考え方は、ソ連、中国の政治体制の実態を研究しない状態であてずっぽうに考えてるんだよな。
事実として、現に日本に伊勢神宮、明治神宮、諸所の神社は存続しているだろ。そして、日本人の意志さえあれば自主憲法を制定できるだろ。
また、日本人さえその気になれば、制度上は、堂上華族を復帰させることはできるだろう。
しかし、マルクス・レーニン主義の唯物史観をに立つ者が一党独裁政権で権力を掌握した場合は、これはありえないことになる。
伊勢神宮、明治神宮、諸所の神社は、確実に消滅する。
日本が中国、北朝鮮、ベトナム・カンボジアのようにマルクス・レーニン主義のソ連の陣営に属していれば、唯物史観によって、すべてあとかたもなく解体されていた。
特にコミンテルンは皇室を廃止せよと命令していた。
ごまかさず、はっきり言おう。多党制・言論の自由、三権分立・公正な普通選挙・市場競争の原則・刑事訴訟法の整備のない国は結局発展できない。したがって、この原理と伝統慣習を保守するために、近隣に危険な一党独裁政権が存在しているかぎり、それらの国々が崩壊するまでは、米国と協調し、上記の価値を保守したうえで、一党独裁政権が消失したら、米国も日本もゆるやかに武装を解除し、米軍基地も解消するべきなのである。