2019-01-06から1日間の記事一覧

大英帝国のロイド・ジョージと河上肇

日本の共産主義者の祖と言ってもいい河上肇は、大英帝国のロイド・ジョージを称賛してやまなかった。 苦学力行、不撓不屈であり、」貧困庶民の味方であった所以を河上肇は「貧乏物語」の中で縷々説明している。 しかし、奇妙なことにわれわれは気づく。 日本…

河上肇「貧乏物語」の内容とは

貧乏の存在とその痛苦は、個人の側の克己と工夫、そして国富。この二つながらそろわなければ達成できぬ事柄である。 河上肇は、この個人の側の克己、工夫、勉励をまったく無視する論を主張していた。 国家による給食を奨励するなら、ギャンブルを禁止すべき…

日本左翼の元祖、河上肇の発想

現代日本左翼の元祖にあたる京都大学の河上肇(マルクス本訳者で日本共産党員)は、「富者は自動車に乗るな。自動車は救急車のために作れば足りる」 「酒は造るな。酒など造るから、飢える人にコメが回らない」と当時のベストセラー「貧乏物語」に書いた。

譲位と退位  マスコミの態度

皇后陛下のお言葉には「譲位」という文字は何度も使われているが、政府公式文書にはまったく記載されていない。また、菅官房長官は、「担当国務大臣」なのだが、「譲位」ではなく、「退位」という、と明言している。産経新聞は勝手に「譲位」と言う前に、政…

自由社会の自由とはなにか 河上肇とマンデビル

近衛文麿の師であり、日本左翼の原点でもある河上肇は、「貧乏物語」で、明確にマンデビルの「蜂の寓話」(私益が公益になる」を否定し、個人主義を否定し、「合同主義」「国家主義」「計画経済」を主張した。「散歩番組」「ナゼそこに日本人」が示すように…