China史ノート 2 高祖本紀 劉邦

小名木 始皇帝」と動画サイトで検索すると、「始皇帝の一族は日本に来ていた」「始皇帝が目指した理想の国家」という動画が出てくる。 冗談ではない。暴虐の始皇帝が日本と関係があってたまるものか。 始皇帝儒者を生き埋めにして殺し、書物を焚書。 酷法に文句を言うと、一族皆殺しした。

劉邦の言葉は、史記「高祖本紀」に書いてあるので、一般論として伝えられるイメージがわかる。 「この地の(地域の顔役)・長老たちは、秦の過酷な法に苦しめられてきた。法を非難する者は一族皆殺しになった。盛り場で立ち話しているだけでも、処刑された。私は殺人は死刑、傷害犯強盗犯は処罰する。

 劉邦の言葉は、史記「高祖本紀」に書いてあるので、一般論として伝えられるイメージがわかる。 「この地の(地域の顔役)・長老たちは、秦の過酷な法に苦しめられてきた。法を非難する者は一族皆殺しになった。盛り場で立ち話しているだけでも、処刑された。私は殺人は死刑、傷害犯強盗犯は処罰する。

 その他はいったん秦の法令は廃止します。」  つまり、「秦の法治主義」なるものは、先制強権政治で、劉邦はこれを(古代China史書においても)強く認識していた、ということを意味する。  昨今、日本では詐欺が横行している。日本史・アジア史を講演してのうのうとカネを荒稼ぎする者もいる。