関東大震災朝鮮人虐殺と日本の文化人

関東大震災朝鮮人虐殺には、数多くの文学者、知識人の証言が存在している。

しかも、共産主義とは、無縁な知識人もかなりの数いるのである。

これがまた、問題を複雑にし、朝鮮人虐殺があった説の根拠になっている。

 

 これはどういう事なのだだろうか。

 実は、日本の行った韓国併合は間違っていたからである。

 しかも、当時の日本人は、間違っている理由を明確に意識できなかった。

 当然である。

 当時は、世界中の人間が、韓国併合を正しいと思っていたのだから、日本は韓国併合した。が、しかし、併合してから矛盾が出てきた。

 1.日本は欧米のアジアに対する植民地支配に反感を持っていた。

 しかし、朝鮮を併合してみると、どうすれば、正々堂々と欧米の植民地支配と違うと言い切れるか、迷いが生じた。

 その迷いを否定するために、人々は誠心誠意、朝鮮の発展に尽くそうと考えた日本人もいたし、政府は朝鮮発展にのめり込んで東北、九州の開発を置いてきぼりにして、日本よりも朝鮮に多額の予算を投入した。

 だが、なにか引け目があった、なぜなら、日本人の中には、朝鮮半島を利権として利用する日本人もいたから、そういう日本人にお存在を見れば、どこか申し訳ないと言う心情がふつふつと湧いてきたからである。

 第一、朝鮮王朝の高宗の地位を廃して良かったのか、という疑問は大きい。日本人自身、天皇を尊ぶだけに、朝鮮人自身の気持ちを踏みにじったような気がしてくる。

 正解は、現在の米国が日本に取った方法。

 基地を置いて、口出しをしつつ、大韓帝国皇帝は存続させる、というのが正しかったのであるが、それは後知恵であって、この方法、当時の米国でさえ、盲点であった。

 だから、米国自身、ハワイの王室を廃止し、フィリピンでは、フィリピンゲリラを掃討する過程で、フィリピンの現地人を20万人犠牲にしてしまった。

 

 この日本の良心的な文化人で共産主義者ではない人々までもが、関東大震災における朝鮮人のうちの不逞な者の暴力性には目を向けず、同じ朝鮮人でも、朝鮮半島において、朝鮮人大地主から差別と虐待を受けて、惨苦を忍んで日本に出稼ぎに来た苦労人の朝鮮人への同情が意識の全面に出てきたのである。

 

 これと同じ類いの心情は、現在の日本人にも多く見られる。

 たとえば、次のような日本人の奇妙な態度。

  • 韓国の若者の自殺の多さについて取材して番組を作ったものの、放送まで一ヶ月というところまで来て、韓国に対する遠慮が働いてお蔵入りさせたNHK
  • どうしても、朝鮮呑みで口を覆ってコップの水を飲むのが、正しい飲み方のような気になってしまう、国会議員たち。
  • 韓国では、キーセンしかやらないキーセンおじぎを、韓国の礼儀正しい女性なら、庶民もセレブも皆やる品のいいお辞儀だとどうしてもそう思えて仕方が無いので、改まった礼儀作法の講習やドラマの中の丁寧なあいさつをする設定になると、コンスおじぎをしてしまう日本人。
  • 朝鮮学校の友達が出来ると、在日朝鮮人の友達が実際には日本語が自在なのに、朝鮮語を勉強する義務があるのは、日本人の自分のほうで、それが誠意を示す態度のような気がする日本人。
  • 実は日本の文学やアニメが好きな韓国人に、韓国ドラマの事を聞いて、お友達アピールする日本人。
  • 韓国では、デモやストライキが多いが、企業や政府の不正が悪質だからだと考えず、韓国人は自浄能力があり、日本人のように体勢に流されない自立心があるんだよ、となんとなく韓国人を立派に思ってしまう。
  • 韓国人はハンサムで背が高く、日本人よりもスター性があると思ってしまう。

だから、韓国の芸能人も在日の芸能人も輝いている、と思うが、貧民街の韓国人を見たことがない。

  • こうした韓国・朝鮮人がどうしても美しく見えてしまう心の病にかかっている例は、映画監督にも見られる。井筒和幸の「パッチギ!」である。

パッチギ!」では、朝鮮学校の校内風景が再現されるが、現実の朝鮮学校内部に掲げられている金日成の額が目に入らないか、映画で再現しないほうがいいように判断されて、そこはカットされる、あるいは、何度も見せないようにする。

 また、現実の在日朝鮮人の間では、北朝鮮帰国事業に応じた親戚が、だまされた、おまえらは来るな、と言っているということで、行かないほうがいい、行けば大変なことになる、という話題がるにも関わらず、映画では、「1968年の京都」で、親戚が北朝鮮に行くと言うと、登場人物の在日朝鮮人が、「(北朝鮮に)ついていくやん、わたしらも。当たり前やろ」というセリフなり、日本の観客は、ああ、北朝鮮はふるさとなんだなあ、愛する国なんだなあ、と思うように描かれる。

そして、「決心したんや。俺、祖国に帰るんや」と感動的に描かれるが、見ている実際の在日朝鮮人たちは、親戚同胞同士で、あそこの息子が北に帰ってえらい苦労しているらしい」と言い合っている状態で違和感満載なのは、もちろん、日本人観客には知るよしもない。

 9.現実の朝鮮学校では、学芸会で金正恩首領さまー。と異様な抑揚をつけて叫ぶところが、映画的には、印象的な場面になりそうだが、絶対そんな場面は、遠慮が働いて映画に描けない。

 10.「朝鮮のほうが太ってましたね。韓国のほうが痩せてた。太ろうとしてる国には、帰って行く人もいる。」 井筒和幸自作を語る、での発言。2005年

 なんと、井筒和幸は2005年になっても、北朝鮮の太っている人とは、朝鮮労働党に近い支配階級のみで、地方の庶民は餓死に直面している者さえいることに気づかなかったのである。

11. 2時間前

 
 

新潟県妙高市作成の韓国人向け観光パンフレット。その中の地図に韓国語で「東海」となんと!単記表記!されているとの情報を受け、早速取り寄せ確認した。妙高市の担当者は気づかなかったんだろうが、ちゃっかり「東海」表記を潜り込ませている。即刻削除すべき。他の地域の韓国人向けパンフも要注意。

と、こんな例もある。

 

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