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大東亜戦争と日本の戦後 湧き出す対米憎悪

韓国の市会議員レベル、在外韓国人レベルの教養では、慰安婦像の外国人設置は、韓国人の人権意識、平和意識の先進性の証と信じられていて、国境なき医師団、から世界中の名も無き民間ボランティアによる韓国人があまりにも少ない現状はまったく視野にない。

 

三田村武夫が非常な名言を残している。

 軍需会社の重役を動かして、サラリーマンに日の丸の旗を振って愛国行進歌を歌わせながら、丸の内を歩かせた男と、赤旗を押し立てて町を歩かせている男とは、同一人物ではないのか?同じ、目的で、「オレがやったのだ」という男がいるのではないのか?そんな馬鹿な、とおもわれるかもしれないが、と。

 

 今なら、反原発が、護憲が、沖縄の普天間移転反対運動がそれであろう。

 それが、戦争推進した人と同じだというのである。

 いや、冗談ではなく、沖縄タイムス琉球新報などは、これを認めていて、その激しい反省あればこその、今の激しい平和運動だというのだが、三田村武夫のいう「オレがやったのだ」という言葉の意味はそういう意味ではない。

 

 戦争推進は、ある非常に正しい目的、社会主義革命実現にとって、役に立つ行動だったから、わざと戦争を悪化させた、という意味である。

 

 沖縄タイムス琉球新報の記者たちは、戦争は絶対悪だ、しかし、戦時中はそれに気がつかなかった。今は非常に反省している。二度と、戦争にならないように、政府に反対する。自衛戦争もさせない、というのである。

 自衛戦争もさせない、というのが、沖縄ジャーナリズムの平和主義だ。

 

 三田村武夫の言う、戦後の労働組合指導者と戦時中の戦争推進者の目的が、確信犯である場合がある、という実例がある。風見章である。

 そして、三田村武夫が言っているのは、案外、労働組合幹部は、風見章や近衛文麿とちがって、有名人ではないから、人知れず、「オレがやったのだ」と誇っているのではないか、と言っている。

 琉球新報の記者のような、「戦争推進を反省した平和主義者」は甘ちゃんの平和主義者で、いいように、中国共産党に引きずり回されることは確実である。

 

 そうではないか。金日成スターリン毛沢東、なら、日本軍と戦うことに躊躇しないが、琉球新報は、「絶対平和主義」なのだ。絶対平和主義者は、スターリン毛沢東がいないことに、感謝すべきである。生きていたら、たちまち殺されるから。

 それとも、琉球新報の「絶対平和主義」は、金日成スターリン毛沢東の日本軍攻撃の戦争だけは、肯定するのだろうか。

 

 当時ソ連コミンテルンには、ふたつの種類の考え方があった。

 表向き、内外に労働者の革命をロシアは成し遂げたが、実はソ連とはロシアの最高権力をボルシェヴィキが奪取しただけで、ロシア中心の民族国家に過ぎない。そして、今後は、世界をロシアの覇権におさめるために、ロシアが最高の軍事力を保持し、その軍事力を背景にして、従属国家を従える。

 その前にまず、英米の従属国家を社旗主義国家として独立させて、ロシアの影響下におくことからはじめなければならない・・・これがひとつの考え。

 

 もうひとつの考えが、公式のもので、世界の労働者、小作人は財閥・金融資本家・皇帝・王・天皇など現行体制のブルジョア支配体制に搾取されて、呻吟している。世界の労働者は、前衛組織の指導の下、ブルジョア支配権力を打倒して、社会主義権力にならねばならない。

 

 また、そうすることによって、労働者、農民は平和を確固として自分のものとすることができる。そのための手助けを、ソ連コミンテルンが行うというものだ。

 

 前者は後者のフリをして、後者をだまし、後者は前者にだまされて、純真に活動していたのである。

 

 これは、戦後日本なら、さしずめ、前者に該当するのは、労働貴族、左翼幹部たちで、なんのことはない、その本音で、反政府運動をしている限り、一生、汗を流さなくても、日中友好、日韓、日朝友好、「おんなのための戦争と平和ナントカネット」の事務局局長で食っていけると言うわけである。

 

 戦争が資本主義国家と資本主義国家のかみあいであるかぎり、敗北した国は、根底から動揺して、労働者革命が起きやすくなる。革命にまで至らなくても、反体制運動の基盤が強固に定着する。なぜなら、勝戦国によって、敗戦国の権力基盤である諜報組織が破壊されるからである。

 そこに、国内の反権力活動のつけこみどころが生じる。

 日本にそくして言えば、敗戦日本には、アメリカの圧力によって、二度と諜報組織を作らせない、あるいは、アメリカが保護する左翼に大騒ぎさせて、日本政府に諜報組織も、左翼摘発の法律も作らせなければいい。

 

 そして、左翼には中国共産党北朝鮮の援けになる法律を政府に作るよう、不断に働きかけさせればいい。

 これはなにも、アメリカの陰謀だと言っているわけではない。アメリカと日本をまともに、戦わせることに成功すれば、中国共産党が工作しなくても、アメリカが日本を抑え込んでくれるというわけである。

 櫻井よしこはここを勘違いして、アメリカが世界制覇の野望を持って、日本に占領期間中に自虐史観を植え付けたかのように言う。また、そう考える保守派は多い。

 しかし、アメリカというのは、ロシア、中国と違って存外、政策的な一貫性がない。

 おそらく、中国、朝鮮半島にとって、日本は有史以来の超長期の仮想敵国である。ロシアも日本を認識して以降、一貫して仮想敵国としてきたし、おそらく今後もそうだろう。ところが、アメリカというのは、現在のキューバベトナムに対する態度、明治日本の岩倉使節団の派遣時の対応、日米戦争、現在の「ともだち作戦」のように、反発と親和性が極度に変わる国柄と言っていい。

 英国とアメリカの関係でさえ、決して変わらぬ盟友関係とは言えなかったのは、アメリカ独立戦争後も、英米関係はかなり犬猿の仲とさえ言えたのを見てもわかる。

 ところが、ロシアはたとえば、トルコとの関係、英国との関係を見ても、決して心底両手をあげて親愛感を抱いたことは一度もない。

 中国もそうである。シナ人が、友誼を感じる国などは、おそらく有史以来一国もないのではないか。

 が、アメリカは間違いなく、その時々に応じて、もっとも警戒すべき敵国を見定めて、その敵国が二度とアメリカの国益を損なう攻撃をしないよう、措置を講じる。

 そのアメリカの行動様式を利用したのが、スターリン毛沢東である。

 同じように、日本の対敵行動を利用したのが、北朝鮮当局と朝鮮総連のとった戦略だったろう。

 韓国の連中には、日本に思い切り、牙をむかせて、吠えさせて、日本から韓国に制裁させてやれば、北朝鮮が手を下さなくても、日本が韓国の手を折ってくれる。

だから、韓国人には、どしどし、日本に対して吠えたくなるような材料を与えてやればいい。

 

 もちろん、日本国内の、「反権力が良心的な人間の勤め」という甘ちゃんな日本の共産主義者には、たっぷり、韓国の反日を応援させて、韓国人をその気にさせてやれ。

 

 日本の保守派をいらいらさせて韓国の反日行動にかかりきりにさせてやれば、日本人は韓国に対する対抗心に夢中になって、他の何にも手がつかなくなる奴が増えるだろう。日本人の知的エネルギーを皆、韓国人の反日対応にあてて、ほかの有意義な時間をゼロにしてやるのもいい。

 

 日本のマスコミはかつての軍部同様、出身は庶民、小市民、勤労階級の息子、娘、在日の子弟であり、思想傾向は反ブルジョア、反資本、反大企業、反エスタブリッシュメントだから、彼らにわれわれの代行者として、天皇制に牙をむかせてやればいい、また、日本政府の国防、諜報力の整備努力を彼らに邪魔させてやるのがいい。われわれが手を出す必要はない。

 

 われわれは1940年の時点は、こう考えた。

 日本では、32年テーゼのような、天皇制廃止は無理だ。そうだ、天皇制廃止ではなく、むしろ、天皇制をウルトラ天皇制に強化してあげて、軍と単一政党を天皇に直結させた状態で、財閥、ブルジョア支配層をつぶしてしまえばいい。ウルトラ天皇制の社会主義にしてから、その上で天皇が言うことを聞かないなら、廃止してしまえばいい、理由はなんとでもつけられる。

 

 その前に、ウルトラ天皇制をてこにして、軍部に皇国思想、神国というアドレナリンを注入してパワーをつけて、英米蒋介石に存分にぶつからせてやれ。

 

 それでこそ、われわれ、共産主義勢力は、労せずしてかれらを自滅させてやることができる。

 

 と、こう思ったが、案外、日本は自滅にいたらなかった。しかし、まったく企ては無駄だったわけではなく、戦後、日本には、戦後民主主義者なるものが育ってひたすら、われわれ北朝鮮、中国を擁護しては、われわれに送金可能な制度を作ったり、われわれのテロを弁護してくれた。また、技術を熱心に貢いでくれもした。

 

 日本人のバカ加減にはほんとうに驚く。

 

 いまでは、アメリカ帝国主義者の悪行を、われわれの知らないことまで日本人が研究して、アメリカを憎悪して、またぞろ、資本主義国同士であらそいたがっているからおもしろい。日本の右翼は、われわれの悪口を言うよりも元来常にアメリカに牙をむくのが好きでたまらん連中なのだ。

 

 日本の左翼は「国にたてつくのが正義」(青木理佐高信)という奇特な信仰を持ち、右翼は金持ちは汚いという発想が性根にあるから、黙ってみていれば、かならず左右ともに、反米、反ユダヤ金融資本になるから、実に愉快。大いに反米・反ユダヤに走って何度でも老獪なユダヤに、間抜けな日本人はつぶされるがいい。

 

 日本人には存分にユダヤ金融資本と喧嘩させて、経済面で冷や汗をかかせてやれ。

 

 昭和12年1937年7月7日、北支事変。この時点で東條英機は、新京の関東軍参謀長である。

 東條英機参謀長はこの時、寡黙ではなく、「断固やる」と豪語する軽薄なところがあった。そして、天津軍幕僚達は「土肥原兵団が青島港外まで来ているが、うっかりすると、戦線拡大して困る」という発言があった。

 

 京都大学卒業の、河上肇書物2冊をじきじきにもらったエリート大学生近衛文麿はほんとうのところ、甘ちゃんで、風見章、尾崎秀実、三木清にまんまとだまされたのか、近衛も風見章、尾崎秀実、三木清の完全なる仲間内で、近衛上奏文はとぼけて書いたのか、判定がむずかしいのである。

 

 しかし、風見章、尾崎秀実、三木清という共産主義者が、日本政府と世論をあやつった事、ここまでは、120%確実。

 

 そして、近衛はそれこそ、「最低でも」鳩山由紀夫に近い。鳩山が日米安保破棄に向けて動かなかっただけでも、まだ鳩山の手柄(?)か。

 近衛は間抜けの度が過ぎたのではないか。鳩山由紀夫のように。

 いや、それでも、近衛の場合、やはり確信犯ではないのか、という疑いが消えないのは、彼に「英米中心の平和を排す」という論文をわざわざ書くほどの頭があったからである。また、大政翼賛会を作る度胸が鳩山由紀夫にあったとは到底思えないが、近衛は鳩山由紀夫とは、レベルの違う行動力があった。

 

 東條は見栄と権力欲と名誉欲のかたまりで、けっして、ヒーロー、偉人、英傑の類ではないが、そう言っては気の毒なのは、日本人の多くに東條のような俗物はいるし、なにしろ、東條は敗戦後、失意のうちに命を絶たれている。

 比べて、平泉澄きよしや荒木貞夫など、いくらなんでも安穏と生きすぎたのではないかという疑いのある人物は靖国の矛先が東條ひとりに向かうおかげで、苦労なく、戦後に寿命を全うした者は少なくない。

 

 ソ連が倒れた現在、左翼マルクス・レーニン主義者のとるべき態度は、当然、反ロシア反中国であるか、反ロシア親中国のどちらかになる。

 特に日本共産党の場合、中国が日本の大学に在日中国人、在日金融ビジネスマン、在日留学生を送り込んで、多くの日本人に友誼を覚える基盤を作ったという点を見計らっての親中国だ。仲良き事は良きことかな、というのが、日本共産党の国民向け外交姿勢だ。日本共産党も、本多勝一も今、ロシアは侵略国家だと口を極めてののしる。

 

 特段国民向けのアピールの必要がない新左翼はいまや、スターリン主義に反対と言っても、ソ連自体がないので、気勢があがらないので、中国を非難している。そこで、新左翼新右翼反グローバリズムゆえの親ロシア、反アメリカ、反中国という点で、完全に一致している。

 

 ソ連コミンテルンは、戦時中、日本とアメリカをぶつからせて、大いに戦争をやらせたかったが、戦争をやらせるには、反体制活動組織ではなく、政府内に共産主義者がいなければならない。その意味では、反体制の共産党組織は何の役にも立たなかった。

 そこで、活躍したのが、転向コミュニスト三木清とやめコミュニストの風見章、そして、コミュストであることを隠した尾崎、大学時代、マルクス学者の弟子だった公家のお坊ちゃん近衛とエスタブリッシュメントで近衛と同じく河上肇の弟子、木戸幸一である。そして神官の息子で、東大首席卒業で、フランス革命に興味を持つ謎の人物平泉澄きよし。

 

 もともと、コミンテルンにとって、日本の内乱には、日本共産党が必要で、日本を資本主義国同士の戦争に向かわせるには、「非共産党員の共産主義者」が必要、という発想が日本人にまったくないのは、日本共産党ばかりを問題にして、共産主義者自民党に入るはずがないという思い込みが強いから。

 

 野中広務加藤紘一など非常に怪しいのではないか。河野洋平は、父親がGHQに公職追放された期間があるだけでも、逆恨みの中国、韓国・北朝鮮大好き、反米に走った可能性はある。

 

 コミュニストとは、現行の権力と取って替わろうとする下克上の精神を基本とする。鈴木宗男がやたらにフォスター・ダレスを敵視するのもそれか。

 

 わたしがチャンネル桜に出演の馬淵睦夫氏、そしていわゆる「在特会」「日本第一党」を憎たらしく思い、嫌悪するのは、別にヘイトスピーチ云々の問題ではない。

 馬淵氏とその支持者の「反国際金融資本」、「日本第一党」最高顧問、瀬戸弘幸氏の「国家社会主義」がものすごく嫌いだからである。

 ようするに、反共産主義標榜者であろうとも、「金銭万能嫌い」「社会主義好き」これ皆、同じ穴の狢、反自由の徒である。

 

 彼らは資本主義の体制内エコノミストが起こしうる失策よりももっと手ひどい失策を犯すに決まっている、「魔法使いの弟子」である。

 

 その意味で、戦時中の企画院は、「資本主義的自由思想は、反国防」「営利主義は利敵行為」だと言って、まさに2017年の馬淵理論、行動する右翼理論と同じことを、企画院、北一輝大川周明らが、現代の行動する右翼、極左、旧左翼らとまったく同じように、純真に、「営利主義、大企業を非難していたのである。

 

 つまり、日本の保守には、アメリカの保守に絶対ない、特異性がある。

 窮民性、反営利性の点で、共産主義者に通路があけられて、統制経済を指向する。

 転向右翼が日本では容易に共産主義者になりやすいのも、そのためである。

 西部邁などは、学生以来、反米姿勢を一貫させながらの、新左翼批判者だった。本人がファシスタたらんとする者と名付けたのは、まさに、「国家社会主義者」、「営利否定」のやさぐれ者だったからかもしれない。

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