河上肇「貧乏物語」について

河上肇「貧乏物語」には、貧困根絶について、

「富者の奢侈を廃止すること」

「生産手段を国有化すること」のふたつが挙げられている。

富者の奢侈があればこそ、たとえば航空交通は発達しただろうことを河上肇は考えない。

 国有化、すなわち計画経済の矛盾を河上は予測し得なかった。